サクセスモールω工法 工法概要
小口径泥土圧推進工法(吸引排土方式) φ250mm~φ700mm
1.工法の説明
サクセスモール・ω工法は、従来の泥濃式推進工法の利点 (切羽の安定、長距離、曲線) を損なう
ことなく、資源環境・作業環境の問題点を改善し、広範囲の土質に対応できる新しい小口径泥土圧
吸引排土方式の推進工法です。
サクセスモール・ω掘進機により掘削された土砂は、高濃度泥水と攪拌混合し流動化させ、掘進機 内の排泥バルブを操作することにより、切羽を安定させながら真空輸送により坑外に搬出します。
砂礫地盤においても、チャンバ内に装備しているコーンクラッシャにより、礫、玉石の破砕を行い ながら、排泥管内に均一に土砂を送り込み、吸引力により連続的に坑外に搬出できます。
坑外に搬出された土砂は、シャワー機能付連続土砂分級装置で土砂と泥水に分級し、土砂分は埋戻 しなどの再利用土もしくは、建設残土として処分されます。泥水分は掘削添加材として調整を行った 後に、高濃度泥水として再利用されます。
サクセスモール・ω掘進機により掘削された土砂は、高濃度泥水と攪拌混合し流動化させ、掘進機 内の排泥バルブを操作することにより、切羽を安定させながら真空輸送により坑外に搬出します。
砂礫地盤においても、チャンバ内に装備しているコーンクラッシャにより、礫、玉石の破砕を行い ながら、排泥管内に均一に土砂を送り込み、吸引力により連続的に坑外に搬出できます。
坑外に搬出された土砂は、シャワー機能付連続土砂分級装置で土砂と泥水に分級し、土砂分は埋戻 しなどの再利用土もしくは、建設残土として処分されます。泥水分は掘削添加材として調整を行った 後に、高濃度泥水として再利用されます。
2.工法の切羽安定理論
カッターで掘削された土砂と切羽へ噴射させた高濃度泥水を、カッタチャンバ内で攪拌混合した
ものを高濃度安定液とし、カッタチャンバ内を加圧充満させることにより、切羽の高安定を得る工法
で地下連続壁工法等の「安定液工法」の考え方に基づいています。
サクセスモール・ω工法の安定理論は、 ① 地山土粒子の間隙を埋めるための目詰材を配合した高濃度泥水と掘削土砂を攪拌混合した高濃度
安定液を加圧充満させ、地下水圧以上の圧力(地下水圧+20kN/m2)を加圧する。
② 高濃度泥水は地山側に浸透流を生じつつ、この浸透流により高濃度泥水が地山に目詰め作用を発 生させ、その面に泥膜 (マッドフィルム) を形成する。
③ この泥膜により地山側の地下水圧と高濃度泥水圧に圧力差が生じさせることにより地山側は常に 受圧状態に置かれ、掘削面の高安定が得られ、緩み土圧を発生させない。
サクセスモール・ω工法の安定理論は、 ① 地山土粒子の間隙を埋めるための目詰材を配合した高濃度泥水と掘削土砂を攪拌混合した高濃度
安定液を加圧充満させ、地下水圧以上の圧力(地下水圧+20kN/m2)を加圧する。
② 高濃度泥水は地山側に浸透流を生じつつ、この浸透流により高濃度泥水が地山に目詰め作用を発 生させ、その面に泥膜 (マッドフィルム) を形成する。
③ この泥膜により地山側の地下水圧と高濃度泥水圧に圧力差が生じさせることにより地山側は常に 受圧状態に置かれ、掘削面の高安定が得られ、緩み土圧を発生させない。
3.特徴
掘進機の特徴
① 掘進機の駆動装置は、油圧式を採用しており、土質の性状に合わせ任意に面盤の回転速度を変え ることが出来ます。
② 各種面盤の対応により、巨礫、転石、岩盤などにも対応出来ます。
③ 高トルクを有しており、面盤での一次破砕、コーンクラッシャによる二次破砕を行い、連続排土 が可能な構造となっております。
④ 方向修正は、二段中折方式を採用しており、急曲線施工に対応出来ます。
⑤ 長距離・曲線施工時の精度管理は、地上で計測する電磁波探査と機内に設置している液圧レベル計 やジャイロコンパス(デルタナビゲーションシステム)により、姿勢を管理することが出来ます。
① 掘進機の駆動装置は、油圧式を採用しており、土質の性状に合わせ任意に面盤の回転速度を変え ることが出来ます。
② 各種面盤の対応により、巨礫、転石、岩盤などにも対応出来ます。
③ 高トルクを有しており、面盤での一次破砕、コーンクラッシャによる二次破砕を行い、連続排土 が可能な構造となっております。
④ 方向修正は、二段中折方式を採用しており、急曲線施工に対応出来ます。
⑤ 長距離・曲線施工時の精度管理は、地上で計測する電磁波探査と機内に設置している液圧レベル計 やジャイロコンパス(デルタナビゲーションシステム)により、姿勢を管理することが出来ます。
概要図
リサイクルフロー図