イメージ画像

マッドマックス泥水式

中大口径・長距離・急曲線掘進機

マッドマックス泥水式

泥水式推進 マッドマックス工法  φ800mm~φ3000mm

1.泥水式マッドマックス工法の特徴
泥水式推進工法のために高水圧下での施工であったり地下水が変動するような施工条件に対し、切羽泥水圧の制御が容易であり適応性が高い。又、送泥水や排泥水の管路系統は循環回路であり、掘削・排土は一連の還流系統としてシステム化されており施工性の信頼が高い。
長距離推進を可能にするために推カモニターコントロールシステム(SMCシステム)を採用しました。SMCシステムは、推カモニター管(中押し管)にモニタージャツキを設置し、区間ごとの推力変化を確認・把握し、効率の良い滑材注入作業を行うことによって滑材の持つ減磨
効果を最大限に引き出すとともに、推力の変化を監視することにより急激な推力上昇を未然に防ぐことが出来るシステムである。
玉石・巨礫地盤に対し礫の破砕方法がローラカッタ等で一次破砕し、二次破砕として機内コーンロータの偏L, 回転運動により、外側コーンとコーンロータから構成されるクラッシャーで流体輸送可能な大きさまで破砕する構造である。
急曲線施工を可能にするために、急曲線用掘進機をつくり呼び径rp1350mmでR=15程度まで施工可能とした。又、掘進機は、小立坑から搬出出来るように2分割あるいは3分割できる構造となっている。
2.泥水式基本概念

泥水式推進工法は、掘進機前面のカッター後方に隔壁を設け、切羽と隔壁の間のカッターチャンバー内に泥水を圧送し切羽の安定を図りながらカッターを回転させて掘削、推進を行う。
掘削した土砂は泥水と撹拌し、排泥管をとおして立坑内に設置した排泥ポンプで坑外に流体輸送する。さらに、排泥水は坑外に設けた泥水処理装置により、土砂及び再利用泥水及び処理泥水に分離し、再利用泥水は比重調整を行った後、再び送泥水として循環させ掘進する。
地山を切削する掘削機構、掘削土と泥水を撹拌する撹拌機構、泥水循環輸送のための送排泥設備、切羽安定のための泥水圧制御機構、排泥水を分離する泥水処理機構、切羽に所定性状の泥水を補給するための作泥設備からなる。

3.切羽の安定

切羽の土圧及び水圧に対応できるようにカッターチャンバー内に充満させた泥水の圧力を保持し、切羽の安定をはかる。

4.工法系統図

 

仕様

 

施工実績